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Aug 31, 2024

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NACOPCA孤児院について

■概要

カンボジアの首都プノンペンに位置するNACOPCA孤児院。今年の6月から、弊団体で情操教育ワークショップの定期開催をしております。本記事では、NACOPCA孤児院についてのご紹介をいたします。



■NACOPCA孤児院について(2024年8月時点)


約20~30人の4歳から18歳までの小学生を中心とした近隣に住む子どもたちが、主に伝統舞踊を教わるために、休日をメインに足を運んでいます。5人の子どもは4歳から孤児院で育っており、他の子どもたちは孤児院周辺の家庭から通っています。通う子どもたちの親の多くは菓子売りなどをしており、経済格差の激しいプノンペン内において、比較的に家庭環境が厳しい子どもたちが孤児院に来ています。(月収確認)

ホームページ:https://nacaorphanage.weebly.com/


■孤児院の運営者であるペンファンについて

責任者としてNACOPCA孤児院を26年以上運営されてきたペンファン(とその夫であるスー・サヴァン)。彼女は現在72歳の1952年生まれで、ポルポト政権が起こした内戦時代のとき(1970年代後半〜80年代)は、20代後半でした。内戦後の彼女は女優業に勤しみ、数多くの映画に出演されました。1999年に日本でも放映された「地雷を踏んだらサヨウナラ」でも、マダム役として出演。同じく1999年に、「国の文化や芸術を保護し、国内外の芸術文化を結びつける」という理念のもと、NACOPCA孤児院が設立されました。


■孤児院の運営体制について

特にコロナ以前は、欧米の団体や個人からの支援を中心に食料と調味料の寄贈や寄付金などを受け取り、運営されていました。必要な資金が不足する際には、運営者や孤児院出身の方々が、NACOPCA孤児院の近くの川に泊まる遊覧船でのパフォーマンスや、ミシンを利用した服飾などの仕事でお金を稼ぎ、運営費に充てております。(*6月の現地調査の際、ベトナムからカンボジアにかけて遊覧船のツアーは欧米からの観光客が多く、$5,000/人ほどの単価だとペンファンから聞きました)

毎週日曜には伝統舞踊の教室が開かれております。

孤児院出身の子どもたちがその遊覧船のツアーや、クメール正月(4月中旬)・旧正月(1~2月の1週間前後)などに開かれているパーティーに出演しています。

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