
初めまして。
NPO Follow Your HEARTの角田颯です。
今回は、初めての個人ブログということで、僕自身の想いに関して書かせていただきます。
NPO Follow Your HEARTはいわゆる「国際協力」という活動をする団体です。
突然ですが、皆さんは、『国際協力』という言葉から何をイメージするでしょうか。
途上国支援、ボランティア、寄付や募金などなど様々なイメージを持たれると思います。
何となくの漠然なイメージしかない人ももちろんいると思います。
国際協力という活動を具体的に定義付けするのは難しく、実際にその分野で活動している人たちでも意見は様々でしょう。
今回このブログでは、僕自身の国際協力に対しての想いについて書きたいと思います。
一意見として読んでいただければ幸いです。
高校時代から漠然と国際協力に興味を持っていた自分も、何にも知識はなくボランティア活動の一環だという認識でしかありませんでした。
大学に入ってから、何となく国際協力という分野の中で活動したいと思った僕はあるボランティアの学生団体に入りました。
対象国は東南アジアにあるカンボジアで、教育支援を行っている団体。
ただ、当時の自分にはカンボジアや教育支援に対して何もこだわりはなく、たまたまその国でその内容だっただけでした。
実際に、カンボジアという国に足を踏み入れ、様々な様子を目の当たりにしました。
ただ、自分がイメージしていた途上国とは何かが違う。
何が違うのか、
僕にとって貧困層と呼ばれる地域に住んでいる子どもたちは、学校にも満足に通えず、家の仕事を手伝う毎日を送るというかわいそうな子たちのイメージでした。
しかし、子どもたちはみんなキラキラした笑顔で僕たちのところに走ってくる。
かわいそうというイメージとは全くかけ離れているとても幸せそうな子どもたちの姿がたくさんありました。
その渡航を経て、僕は、国際協力の在り方に関して考えるようになりました。
支援?慈善活動?
今までのイメージで出てくる言葉はどうしても少しずれている。
そんな感覚でした。
ただ、実際にカンボジアに行き、国際協力に携わり、自分の将来が明確になりました。
「自分なりの答えを見つけ、国際協力を行っていこう」
そう思わせてくれたカンボジアへの渡航でした。
その後、
幸福とは何なのか、国際協力って何なんだろう
必死に考えました。
学校に通えず勉強できなくても、家族のために働き、家族と生活することが彼らにとっての幸せなのか。
勉強なんかいらない、必要ないって子どもたちもいるかもしれない。
だとしたら、教育支援は何のためにやるんだろう。
そんなことを考える日々の中で、ある一つの答えが自分の中で腑に落ちました。
『恩返し』
彼らにとっての幸福を自分が決めることなんてできない。
ましてや、幸福についての話で、カンボジアの貧困層の人たちを「彼ら」という言葉で括るのもおかしい。
人それぞれ、好き嫌いや得意不得意があってみんなそれぞれ違う夢ややりたいことがある。
一括りに幸せを定義づけることもできないし、カンボジアの人々全員を幸せにするなんて大きなことも言えない。
ならば、一人一人に目を向けそれぞれの人が将来の夢を見つけ歩み出だすことのできるきっかけを提供しよう。
教師や医師、エンジニア、家族のために働くこと、なんだっていい。
一人一人に教育という場を通して夢へのきっかけを提供する。
何を目指すか、それを決めるのは本人たちだから。
将来に対する選択肢を提供し、その夢に向かうためのサポートをする。
カンボジアに自分が初めて訪れた時、
カンボジアという場所や現地の人々が、自分に将来の夢を目指すきっかけをくれたように。
僕はカンボジアの人たちに『恩返し』のつもりで国際協力をしよう。
それが、自分の中での『国際協力』の意味となりました。
僕らの団体は、高いビルを立てたり、道路を整備したりなど国際開発と呼べるような大きな支援はできないかも知れない。
ただ、一人ひとりに目を向け、少しでも多くの人に夢を目指すきっかけを提供する。
それが僕が考えるFollow Your HEARTのあり方です。
それは、団体内のメンバーに関しても同じです。
この団体にいるからといって、全員が一緒の夢ややりたいことがあるわけではない。
Follow Your HEARTは、それぞれメンバー一人一人が持つ夢に向かって行動するための場所でありたい。
僕は、この国際協力の考え方とこの団体のあり方をもとに活動することで、我々がVisionとして掲げる社会に少しずつ近づいていけると考えています。
『生まれた場所や環境に限らず、誰もが夢へ挑戦できる社会』
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
これからもNPO Follow Your HEARTにご支援ご協力よろしくお願い致します。